ジャイアント・ステップス(+8)



ジャイアント・ステップス(+8)
ジャイアント・ステップス(+8)

商品カテゴリー:インディーズ,ジャズ,フュージョン,ミュージック,ポップス,JPOP
収録曲:ジャイアント・ステップス, カズン・マリー, カウントダウン, スパイラル, シーダズ・ソング・フルート, ネイマ, ミスターP.C., ジャイアント・ステップス*Bonus Track, ネイマ*Bonus Track, カズン・マリー*Bonus Track, カウントダウン*Bonus Track, シーダズ・ソング・フルート*Bonus Track, ジャイアント・ステップス*Bonus Track, ネイマ*Bonus Track, ジャイアント・ステップス*Bonus Track,
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巨人と小人

John Coltrane(tenor sax), Tommy Flanagan(piano), Paul Chambers(bass),
Art Taylor(drums) 録音:1959年5月4日, 5月5日([1]-[5],[7])

John Coltrane(tenor sax), Wynton Kelly(piano), Paul Chambers(bass),
Jimmy Cobb(drums) 録音:1959年12月2日([6])

実に緻密で、計画的に裏打ちされたインプロヴィゼーションは音のシャワーのように聞く者を
圧倒するんです。このテナー、そんじょそこいらじゃ聴けまへん(笑)。
全曲、トレーンのオリジナルだが、そのバラエティの豊かさにはただただ脱帽です。
まず1曲目タイトルトラックの「Giant Steps」は巨人が疾駆するごとくダイナミックかつ震動
を感じさせるね。まだんないわけよ音が、、
[2]の「Cousin Mary」はすこぶる軽快!テイラーとトレーンが競争でもするように曲の展開を
加速させていく[3]の「Countdown」。そしてSIDE Aラストの「Spiral」ではアドリブの渦に
巻き込まれて気を失って終了。
そしてSIDE B先発の「Syeeda's Song Flute」の妖しげなフレーズ、いいようのないリズムで
否が応でも起こされ、ウィントン・ケリーの澄み渡る感傷的なピアノが印象的な「Naima」に
続く、、ラストはそのま?んまの「Mr. Paul Chambers」でわかりやすく幕切れ。
いやお腹いっぱいです。ごちそうさま。

僕はこの一枚はジャズ初心者リスナーにお奨めしますね。なんといっても「わかりやすい」か
らです。これほどわかりやすい一枚はあんまないねぇ。というのはJazzは本質的にはどの音楽
よりも単純だけど、どの音楽よりもわかりにくいんです。ただこの一枚は難しい理屈、理論さ
え気にしなければこれほど聴いてて楽しいもんはないんですよ。
だから僕がコレを評価する時に、やっぱJazz本質の概念より、「ジョン・コルトレーン」、
「ジャイアント・ステップス」というひとつの行き着いた表現方、具現化された作品としての
評価で☆5つですね。間違ってもトレーンの全作品の中で僕の中のベスト5には入らないんです
よ。ただね、ただ、、このねストイックすぎる忍耐力、あくなき追求心の前ではね、僕はいつ
も小人の気分になるのも確かなんです。。
シーツ・オブ・サウンドの完成

1959年5月4日・5日・12月2日録音。

コルトレーンは1955年に一度マイルスのコンポに無名ながら加わったあと、ほんの数ヶ月だけ1957年にセロニアス・モンクのカルテットに参加する。ここで『シーツ・オブ・サウンド』のヒントをモンクの暗示により掴んだと言われている。つまり、2つあるいは3つの音を同時に演奏する方法とリズムをいくつにも等分する方法である。かくて1958年にマイルスのニュー・セクステットに返り咲いた時、その驚異の素質は花開いていたのである。

1959年にリーダーを取った本作ではまさにシーツ・オブ・サウンドは桜花爛漫である。ないのはソプラノ・サックスだけだ。

この偉大なる一歩は生涯前進しつづけるコルトレーンの技術的基盤であって彼の作品群を聴く上で絶対欠かせない一枚である。
ロリンズと肩を並べた日

このレビューの作者: Giant Steps (CD)
モダン・テナー・サックスの第1人者は50年代を通じてロリンズであったというとやや語弊があるかもしれない。50年代他にもはデクスター・ゴードンやスタン・ゲッツ、ワーデル・グレイなどの名手が揃っていたからだ。しかし総合的にみてロリンズの優位はゆるぎないほど豊かな才能を示し、優れた作品を残した。そのロリンズの牙城をついに脅かしたのが、コルトレーンのジャイアント・ステップスだ。ロリンズ節といわれた歌心や変化にとんだアドリブのバリエーションで他を寄せ付けなかったロリンズに対し、節やアドリブのバリアントでなく、モードのシステムと激しくも吹きまくるシーツ・オブ・サウンズの洪水の総量で立ち向かったコルトレーンは、それ以後サックス奏者への影響力においてロリンズをしのぐようになっていった。標題曲Giant Stepsはいうに及ばず、Cousin Mary、Countdown、Spiralと続く切れ目のない音の畳鰯のような音符に圧倒される。なかにはNaimaのようなバラードもあるが、自信に満ちたトレーンのソロは文字通り偉大なるステップを踏み出し、60年代ジャズの嵐へと突き進んでいったのである。コルトレーンの最高傑作といってもいい完成度の高いアルバムだ。
全人類要必聴!

コルトレーンのある意味ですべてが凝縮されている。まさに20世紀の音楽史に大きなショックを与えた作品。文句なし。ジャズ初心者の方でも圧倒されるパワーは感じられるはず。
音楽は好みで楽しむものではありますが、本作品については万人が聴くべき、それほどの価値はある!



Warner Music Japan =music=
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